2022年の入試・理科は、ほぼ例年通りの出題傾向であった。
ただ、2021年入試はコロナによる休講措置を考慮してなのか、中3の後半で学習する内容、イオン・天体の出題がほぼなかった。2022年は考慮なしで出題されるのであれば、イオンと天体が出題されるのは必然だったであろう。
インフィニティでは、入試直前に時間を十分に使い、イオン、特にダニエル電池、ボルタの電池を集中的に学習した。結果、大問9にダニエル電池が出題され、ものすごい得点源にすることができた。また、天体分野も集中学習したが、大問6の難易度が比較的高かったせいか爆発的な得点源にすることはできなかった。
悔やまれるのは、大問4の気象の分野。ここは出題されないだろうと予想していたが、出題されてしまった。入試対策も十分でなかったと反省。
少し気になったのは、記述問題が例年になく採点基準によって扱いが変わりそうと思われる点。例えば、大問6(1)や、大問8(4)は、受験校によって部分点や〇×がぶれそう。
今後は、ポイントをおさえるだけでなく、きちんと文章で伝える練習が不可欠であろう。
以下は、設問ごとの全県正答率(%)と、インフィニティの受験生の再現答案を採点した正答率(%)をまとめたものである。ただし、全14名の受験生のうち再現できたのは13名だったので、その13名分のデータである。
大問 全県(%) インフィニティ(%)
1 (1) 67.2 100 小問集合
(2) 36.3 76.9
(3) 70.2 84.6
(4) 85.8 100
2 (1) 80.2 100 生物分野
(2) 94.9 100
(3) 83.6 92.3
(4) 75.1 84.6
3 (1) 18.5 46.2 化学分野
(2) 86.1 100
(3)①24.4 69.2
②66.6 92.3
4 (1) 73.5 76.9 地学分野
(2) 37.7 46.2
(3) 12.5 15.4
(4) 20.1 30.8
5 (1) 79.4 92.3 物理分野
(2) 34.2 61.5
(3)a 46.7 53.8
b 21.2 53.8
6 (1) 47.3 69.2 地学分野
(2) 67.9 84.6
(3) 58.9 84.6
(4) 22.1 46.2
7 (1) 82.1 100 物理分野
(2) 66.5 100
(3) 46.0 76.9
(4) 15.8 46.2
8 (1) 30.4 76.9 生物分野
(2) 39.2 69.2
(3) 37.7 69.2
(4) 40.3 76.9
9 (1) 50.9 92.3 化学分野
(2) 62.9 92.3
(3) 58.1 100
(4) 32.6 100
理科は、4分野偏りがなく出題される。バランスよく学習し、苦手をつぶすことが必要となる。特に理科が苦手な生徒は、早いうちから対策をスタートし、逃げることなく立ち向かう姿勢を身につけたいところ。
インフィニティでは、理科、社会を得点源にすべく入試対策を実施している。
理科、社会が不安な生徒は、ぜひインフィニティの門をくぐって欲しい。
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電 話:047-712-1570
なお、毎年、中3生の募集は夏季講習をもって締め切るのでご了承ください。